第8回北海道空手道選手権大会レポート

旭川東光道場       國分優希 


この度、927日に開かれた北海道大会に出場させていただきました。
まず、大会の場に立たせて頂きましたことを、高橋師範、原先生をはじめとした先生方、先輩方、道場の皆様、御父母の皆様に、感謝いたします。どうもありがとうございます。
前回の大会は、1回戦で相手の終盤でのラッシュについていけずに負けましたが、自分の意識が大会に臨むそれではなかった事が特に悔やまれましたので、置かれた状況を楽しむ事と、自信を持てる稽古量を積む事の2つを意識しました。
意識をプラスに傾けた事で、時に(と言うよりいつも)顔を出す弱気の自分を封じるにはいい方法でしたし、空き時間に自主稽古ができた事は大会に向けての緊張感が切れなかったので、良い経験になったと思います。妻いわく、眠りについてからも蹴りと突きの動きがあったようです。口にはしませんが、さぞかし寝心地が悪かった事と思います。そんな妻には悪いのですが、空手を深層意識までに落とし込めた現れだと思いますので、良かったと捉えています。
対戦相手は同じ道場の稲井先輩でした。自分は攻撃が単発で終わらないようにワンツースリーフォー下段と攻めました。練習したヒザと打ち下ろす突きが使えなかったのは、距離の取り方に問題があったと思います。アウトローはほとんどブロックされましたが、突きとインローは何発ですが手応えがありました。ただ、自分の動きを観察されていた感があり、稲井先輩には余裕が感じられました。受けからの攻撃も意識していましたが、稽古のようにはいかないものです。特に稲井先輩の右下段は疾すぎて反応出来なく、一つもブロックできませんでした。疾いうえに強力かつ精度も高く、2発くらった時点で脚に危険を感じましたが、ひるむ事なく向かって行けました。
下段を効かされて一本負でしたが、自分と同じ身長体重の稲井先輩と戦えて、励みになりました。突きも蹴りも力まず戦えました。胴回し蹴りを受けたのは初めての体験でしたが、動き出しの瞬間がわかりましたので、かなり冷静に戦えていたと思います。その分、前へ出る意識が欠けていたので、冷静の中にも熱い部分を持っていたいと思います。また、自分の武器を1日も早く見つけてそれを使えるようにする事と、精度の向上を意識して稽古を積んでいきたいと思います。                                                 
押忍

△戻る